R3.5.21掲載
農耕トラクタの回転灯装着に関する論文について(情報提供)
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農業機械研究部門は、この度、「トラクタ追突事故対策に関する北海道内の農業者の意識調査」をテーマした論文を、農業食料工学会誌に発表いたしました。
農耕トラクタの回転灯装着については、農業者を対象に実施したアンケート調査の結果から、農耕トラクタの交通事故の防衛手段として、現場では最も効果的だとの考え方であることが明らかになっております。
現在、農林水産省の農作業安全検討会でも議論されておりますが、当本部では、当該論文の発表をきっかけとして、今後、さらに農耕トラクタの回転灯装着の実現に向けて、議論が深まることに期待しているところです。
農業食料工学会誌に掲載された回転灯に関する論文に関しましては、改めてご報告いたしますので、よろしくお願いいたします。
1 農作業安全検討会資料等の詳細(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/kentoukai.html
R2.5.21掲載
農作業事故事例検索システム(北海道版)の活用について
国立研究開発法人農研機構(農業機械研究部門)では、北海道内において事故に実際に遭われた方々からの聞き取りにより詳細な調査や分析を行い、その結果を取りまとめた182件の農作業事故事例について、「農作業安全情報センター」のホームページで公開しています。
個別報告書では、①事故の概況(被害者および経営関連情報を含む)、②救命・治療、③事故原因(被害者、機械、用具等、作業環境等、被害者以外の人、安全管理体制等)、④事故防止に向けた対策、⑤事故機の状況、⑥その他の経験等を紹介しています。
つきましては、農作業安全をご指導される皆様で当該事例を共有し、農作業事故のリスク低減に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。